荒削り

2005年8月5日 音楽
松永貴志(p)をTVで見ました。
テクニックや作曲センスはモンクに通ずる、天才的なものがあると思うが、ナイーブすぎて何かが足らないと感じるのは僕だけか。
もともとジャズはプレイヤーのメンタルな部分を表現する音楽なので、クールさやシブさではどうしても年輪を重ねたおっちゃん、おばさんには勝てない。

若さをアピールするなら、もうちょっと、荒削りでもいいからパワーがほしい。

18歳でウッドベースをエネルギッシュに引きまくる Charnett Moffett、
ジャマイカっぽく陽気でファンキーな16歳の Bernard Wright(p),
卓越したテクを持ちながらバップなリリシズムを忘れていない
18歳の Terence Blanchard(tp)
おっと忘れてた 「Blue City」で頭角を現した16歳の渡辺香津美、
彼らに共通するのはパワーがあったということ。

Chick corea の「Spain」を敬愛するあたり、テク重視。
若さの特権をモット出してほしいと思う。

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